転職エージェントに登録するとキャリアアドバイザー(以下CAと呼ぶ)と言われる担当者が
あなたの転職活動をサポートしてくれます。
このCAとの相性や質で転職に成功するのかしないのか決まると言っても過言ではありません。
しかし、CAといっても沢山いて、それぞれ人間性も異なりますし、
優秀な人もいればそうでない人もいます。
当然そこには相性があります。
どんなに優秀な人でも相性が合わなけば転職活動は上手くいかず、
逆にそこまで優秀ではなくても相性がピッタリと合えば意外と二人三脚で
良い企業に転職出来たりもします。
そこで、このページでは転職エージェントのCAとの相性について
お話していきます。
現在転職エージェントに登録していてこのCAとは合わないと思っている人や
これから転職エージェントに登録しようと思っている人は是非参考にして下さい。
CAとの出会いはあくまでも運
CAはこちらが指定することは出来ませんし、
一人一人面談して決める事も出来ません。
どのような担当者に当たるかはあくまでも運です。
担当者はどのように決めるの?
どのように担当者を決めるのかはその転職エージェントによって異なります。
CAの人数が少ない転職エージェントなら、その時に担当している人数が少ない人が担当するかも知れませんが、
CAが多い大手転職エージェントなら、「年齢」「業種」「職種」によって決める事が多いはずです。
例えば、登録者が20代でIT業界のエンジニアを経験している人なら、
その年齢と近く、その業界や職種に詳しい人です。
何かしらの共通点があるCAを担当に付けます。
特に職種や業種に分けて担当するケースが多いと思います。
また、登録者のキャリアによっても異なります。
転職エージェントは、転職した登録者の年収の30~35%を成果報酬として受け取るので、
魅力的なキャリアの人には高い年収の可能性があるため、
実績が豊富で優秀なCAを担当に付ける可能性が高くなります。
もちろん優秀だからと言って相性が合うわけではないので、
それが良いとも言えません。
相性が合わないCAとはどのようなタイプか?
相性は自分の主観なので好みが分かれます。
一般的に相性が合わないと感じるCAはどのようなタイプなのか紹介していきます。
上から目線で高圧的な態度で話してくる
CAは転職させることで利益を得て、
登録者は転職することで利益を得るWin-Winの関係です。
両者には上下関係はありません。
しかし、中には上から目線で高圧的な態度で接してくるCAもいます。
もちろん、そうしたタイプでも良いという人もいれば、
相性が合わなくて嫌だという人もいます。
もし、そうしたタイプとは相性が合わないなら
恐らく転職活動は上手くいきません。
レスポンスが遅い
数多くいるCAの中にはレスポンスが遅い人に当たる事もあります。
質問して返事が返ってこない、希望する求人を中々紹介してもらえない
などあると思います。
そうしたCAは例え相性が良くても
転職活動をスムーズに行えないので上手くいけないケースも多いはずです。
ただ、レスポンスが悪いのは、
登録者が魅力的なキャリアでないため、
後回しにしている可能性もあります。
CAとしてはすぐにでも転職出来そうな人を優先してしまうので、
すぐに転職する気がない人や転職出来そうでない人は後回しにする可能性があります。
希望と違う求人ばかり紹介される
CAといえども営業マンで日々売り上げに追われています。
そのためのとにかく早く転職させようと自分の希望と違う求人を
どんどん紹介してくるCAもいます。
そうしたCAだと転職活動が上手くいかず、
仮に転職できてもすぐに辞めてしまう可能性もあります。
もちろん、全ての希望に沿う求人があるとは限りませんが、
自分の希望と近い求人を紹介してくるCAが良いでしょう。
話を聞いてくれなくて適切なアドバイスをくれない
相性が合うと感じるCAはこちらの話をしっかりと聞いてくれて、
適切なアドバイスをくれるCAです。
中にはあまり話を聞いてくれず、
とにかく色々な求人を紹介してくる人もいます。
CAで大切な事は、登録者の現状やこれまでの経歴、
転職先への希望をしっかりと把握する事です。
それを行わないCAとはどんなにこちらが歩み寄っても
相性が合う事はありません。
業界や職種に関しての知識がほぼない
特殊な業界や専門的な業種の仕事ならCA側もある程度知識がないといけません。
基本、知識があるCAが担当してくれますが、
中にはまったく無知なCAもいます。
そうしたCAが担当しても企業と登録者のミスマッチが起こりやすく、
良い転職が出来ない可能性が高いです。
こちらが話している専門的な用語や業界について理解していなければ
相性が合わず上手くいかないと思います。
相性が合わせないCAの対処法
相性が合わないCAと転職活動しても上手くいきませんので、
対処法を予め理解しておくことが大切です。
具体的には以下の2点です。
- 担当を変えてもらう
- 別の転職エージェントを利用する
担当を変えてもらう
CAの担当者を変更してもらう事は可能です。
相性が合わないCAと無理に付き合ってもお互い良い事はありません。
メールで連絡するのも良いですし、転職エージェントによって
担当変更依頼が出来る相談窓口を設けている所もあります。
言いにくいかも知れませんが、
人生に影響する仕事の事なので、
そこは遠慮なく伝えましょう。
しかし、注意点もありしっかりと理由を伝える事です。
ここを疎かにすると、仕事ができない人だと思われたり、
面倒な人だと思われてたりして良い担当者を付けてくれない可能性もあります。
また、場合によってはサポートできないと断られることだってあるかも知れません。
どのようなメールを送るかサンプルを紹介しますので、
こちらを参考にしてみて下さい。
●●様
大変お世話になっております。
転職のサポートをして頂いている●●と申します。
●●様の日ごろのサポートには感謝しております。
しかし、●●様と私が目指しているものとでズレを感じてしまい、
良いコミュニケーションが取れていないと感じておりました。
また、私が目指している業界のリアルタイムな情報も
もう少し欲しいというのも正直な気持ちです。
私自身今回の転職活動は失敗できないと思っており、
不安も感じております。
これまでサポートして頂いたにも関わらず、
自分勝手なお願いをして誠に恐縮ではありますが、
可能であれば別の方ともお話させて頂きたいと思います。
是非ご検討の程よろしくお願いいたします。
担当変更によるリスク?
担当者を変更してもらうのは珍しくはないので、
特別なリスクはありません。
しかし、担当者を変更するには、
前任者からの引継ぎやデーターの移行など
一定のコストがかかります。
先ほども紹介したようにきちんとした理由がなければ
ただの面倒な人だと思われて良い求人を紹介してくれない可能性もあります。
大手の転職エージェントになると一人当たり数十人、多ければ百人くらい担当するCAもいます。
そんな状態で、わざわざ面倒な人に時間をかけてサポートしようとは思いません。
他に転職させたい登録者は沢山います。
担当変更する場合は誠実に対応しましょう。
別の転職エージェントに登録する
担当を変更してもらうのが面倒なら別の転職エージェントに登録するのも
一つの方法です。
転職を成功させるための転職エージェントの選び方
でもお話したように転職エージェントを利用するには
3つくらい登録するのが基本です。
複数の転職エージェントに登録すれば、
良いCAに当たる可能性もあるため円滑に転職活動をする事が出来ます。
個人的には複数の転職エージェントを利用して一番相性が良いCAと
二人三脚で転職活動するのが最短で転職できるコツだと感じております。
是非、気になる転職エージェントがあれば、
積極的に登録してCAと面談してみて下さい。
始めから1社だけに絞ると様々な可能性を逃してしまう可能性があります。
自分に問題があるケースもある
一概に相性と言ってもCAに問題があるケースもありますし、
そもそも人として合わないケースもあります。
しかし、自分が問題のケースも多々あります。
その場合、どんなに担当者を変更してもらっても
相性の良い担当者を見つける事は出来ません。
具体的なケースとして以下の事が考えられます。
- 今すぐにでも転職したい意欲が見えない
- 年齢が高くキャリアが浅い
- 上から目線で担当者と向き合っている
- 担当者へのレスポンスが遅いなど
これらのケースはこちらの問題もあるので、
いくら担当者を変更しても難しいはずです。
特に「今すぐにでも転職したい意欲がない人」、
「年齢が高くキャリアが浅い人」
は、CAとしてメリットが少なく、
サポートも後回しになってしまいます。
当サイトで何度も言うように、
CAはあくまでも営業マンで売上に追われています。
そのためすぐに転職できそうな人や魅力的なキャリアの人を
中心にサポートしてしまいます。
年齢が高くキャリアが浅い人は転職するのは難しいですし、
今すぐ転職しようとしない人は魅力はありません。
登録者側もCAからしっかりとサポートしたいと思わせる事も大切です。