仕事を辞めたい時の対処法や辞めるタイミング

誰しもが一度は仕事を辞めたいと思ったことはあると思います。

マイナビが全国20～35歳の会社員に調査した結果だと
71％の人は一度は仕事を辞めたいと思ったことがあるそうです。

理由は色々あります。
給料の問題もあるでしょうし、人間関係や労働時間の問題もあります。

また、今すぐにでも辞めるべきな人もいれば、
辞める必要がない人もいます。

そこで、このページでは仕事を辞めたい時の対処法や
辞めるべきタイミング、辞める上での流れなどを詳しく紹介していきます。

仕事を辞めるのはいつでも出来ますので、
辞める前に様々な知識を身に付けて下さい。

仕事を辞めたい理由

仕事を辞めたいと思う理由は色々あります。
まずは自分はどれに当てはまるか確認する事から始めて下さい。

給料が安い

辞めたいけど、辞めてどっか別の企業がある程都会じゃ無いし、別の所ってなったら完全引越しだしさ。
給料安いから辞めたいけど、給料安いからお金貯まらなくて辞められない無限ループ

— 🍏 りんご飴 🍎 (@ringoame_SPYAIR) October 5, 2019

働き始めは良くても仕事に慣れて安定してくると給料が安いのはネックになります。
給料が安いと貯金も出来ずに将来が不安になります。
増して男性が家庭を持ったなら、給料が安い事で、
夫婦関係が上手く行かなくなることはザラにあります。

若い時は良くても年齢を重ねていくと給料の問題が出てしまうので、
仕事を辞めたくなることはあります。

休みがない/ブラック企業

ブラック企業ね…。ウチの会社も多分ブラック企業。店長やってても手当てなし、残業代はほとんど出ない。サービス残業の毎日。下手したら休みない。稼働減らせというわりにはアレやれコレやれって指示がバンバン出る。正直辞めたいけど…。病気になった自分はちょっと手遅れかな。

— たぬぅ (@TN_panpapan) June 24, 2013

休みがほぼない、就業時間が長すぎる、全てサービス残業、
セクハラやパワハラは当たり前などのような
ブラック企業に勤めていると仕事を辞めたくなります。

そうしたブラック企業に勤めていると体だけでななく、
心も病気になってしまいます。

ただ、ブラック企業で働く人はまじめな人が多く、
仕事を辞められない人が多いのも特徴です。

人間関係が上手くいかない

どんな仕事をするかより誰と仕事するかが大事だって本当に思う。仕事の内容はそこまで嫌な訳ではないけど1月から赴任になった今の支店の人間関係が嫌すぎて本当仕事辞めたい

— は る か (@hrk_817_) March 10, 2020

仕事を辞めたくなる最も大きな原因の一つは人間関係です。
上司や後輩から陰口を叩かれる、同僚と剃りが合わないなど
人間関係が上手く行かなければ、どんなに給料が良くても
好きな仕事でも仕事を辞めたくなります。

ただ、人間関係が合わずに転職しても、次の会社で人間関係が上手く行くとも限りません。

仕事で結果を出しても評価されない

意識高いのに
“仕事辞めたい”
っていう友達がさ

「適正な評価基準が無い

だから、

明らかに仕事をしていないのに

肩書きの為、

自分より給与が高い。

やる気が削がれ辞めたくなった。」

って言ってて

終身雇用も微妙な
このご時世、

企業に勤めるメリットとは？
なんだろうね？

— ゆりこ🧸24歳web起業家 (@nn_df2) March 7, 2020

頑張って仕事をしても誰にも評価されないと仕事を辞めたくなります。
誰よりも仕事をして成績を上げても評価されず、給料も上がらない。
自分より全然仕事をしていないのに何故か給料が高い人が多いというような
悩みを抱えている人は多いはずです。

始めの頃は頑張れても仕事をしてもしなくても評価が変わらないなら、
その会社にいるモチベーションが下がり、
仕事を辞めたくなるのは仕方ありません。

やはり仕事をするなら評価基準が明確で、
頑張った分だけ評価される企業に行きたいと思うのは、
仕事の意識が高い人なら誰しもが思う事です。

仕事内容が合わない

興味の無い、適性に合わない仕事をやり続けるものじゃない。
辞めたいと言っているのに、人員不足の理由で辞めさせてくれないのは、生き地獄というものだ。

— 神明　九（COMMON ROOM121） (@RWU1973) March 12, 2020

始めはその仕事に興味はあっても
続けていくと自分には合わないと感じてくる事があります。
その仕事が自分の適性に合っているかは実際に仕事をしてみないとわかりません。

我慢して続けるという選択もありますが、
自分に興味がなかったり、自分に合わなかったりすれば、
仕事に情熱を持てずにストレスばかり溜まります。

誰にでも相性や適性があるため、
仕事が合わないのは仕方ありません。

会社に不信感がある

上司の謎出張の多さ（一ヶ月の3分の2は不在）、出張の夜には経費で飲み食いする、在社時にはパワハラ、残業代は支払われない。本当に疲れる。会社の経常利益がまともに発表されない会社だから不信感しかない。会社辞めたいけど、転職してすぐに妊娠も出来ないと思い、踏み留まる。

— みたちゃん (@48Y8MqdepVhSIGW) October 26, 2019

会社に対しての不信感は色々あります。
会社の顧客に対しての姿勢、社員の対応に対しての不信感、
上司に対しての不信感、会社そのものに対しての不信感など
上げれば沢山あります。

会社に不信感を持つというのは、
社員に対しても顧客対しても謙虚で真摯に向き合えてないという事なので、
そうした会社では仕事を辞めたくなるのは当然です。

将来性がない

仕事休憩なう。
ここ数ヶ月、人件費削減で5人で回すのを3人で回す体制にそろそろ限界来てる。
てかこの会社、賞与でてたとしても本当に将来性ないしとっとと辞めたい限り。
早く次見つけよ。

— けい@37周年楽しみすぎる。 (@D754617341) August 4, 2018

評価されないと少しリンクしてきますが、
その会社で仕事を続けていくためには将来性を感じる事が大切です。
将来性がなくては仕事を続けていきたいと思わなくなります。

例えば「このまま続けても給料は上がらない」「出世してもただ仕事が忙しくなるだけ」
「単純作業ばかりの仕事で自分のキャリアが身に付かない」
「衰退産業の企業」「これから会社が伸びていくことはない」
など様々な事が考えられます。

やはり仕事を続けていく上で自分はどうなりたくて、
この会社をどうしていきたいのかが見えないと、
今の仕事を続けていくモチベーションを保てません。

仕事を辞める時の対処法

仕事を辞めるべきでも様々な事情で辞めにくい事もあります。
そこで、仕事を辞めにくくなる理由と対処法を紹介していきます。
是非参考にして下さい。

人手不足で辞めにくい

自分が辞めたら人手不足で会社が困る、
上司から責任がないのかと言われるのは良くあるパターンです。

しかし、人手不足なのは経営者の問題であなたの問題ではありません。
経営者は人件費をかけたくないので出来るだけ少ない人員で人を回そうとします。
もちろん人気のない仕事で人が集まらず、人手不足のケースもありますが、
それは一社員には関係ありません。

堂々と仕事を辞めましょう。

会社の事を心配するのは素晴らしい事ですが、
自分の将来の方がよっぽど大切です。
会社はあなたの将来を保証してはくれません。

会社の仲間に対して気まずい

会社を退職するする場合、明日辞めるという事ではできませんから、
辞める前の期間は気まずくなってしまいます。

周りがよそよそしくなったり、今までの関係が上手く行かなったりしてしまいます。
中には裏切り者と思う人もいるかも知れません。

しかし、そこは少しの間だと割り切って仕事をしましょう。
もし仕事を辞めるからという理由で今までの関係が
壊れるならそこまでの関係だという事です。

恐らく仕事を辞めた後今後を付き合う事はありません。

それよりもしっかりと引継ぎをして前を向いていきましょう。

上司に言いにくい

仕事を辞める際上司に色々言われそうで言いにくい人も多いはずです。
「お前が転職して上手くいくはずない」「せっかく採用して育てたのに」
「お前の考えは甘い」など言われる可能性もあります。
特に恩を感じている上司ならなおさら言いにくいでしょう。

しかし、仕事を辞めると決めたなら遠慮なく上司に言いましょう。

あなたの事を本当に考えて仕事を辞めるのを止めるならまだしも、
多くの場合は自分の利益を考えて色々言うだけです。
そうした上司に従う必要も気を使う必要もありません。
今後の自分の人生に取って良い方を自分の意志で選択して下さい。

引き止められそう

仕事を辞める際に引き止められる事もあります。
その場合は、明確な理由を考えておきましょう。

理由は何でも良いです。
本当の事を言っても良いですし、適当な理由を付けても良いでしょう。
また、この会社で仕事を続けられない本音でも問題ありません。

色々言われる事もありますが、
出来るだけ引き止められにくい理由がおすすめです。

恐らく仕事を辞めたい人の多くは、
先ほどお話したように会社に対しての何かしらの不満が多い事です。
別にどんな理由で辞めようと会社を辞めれば何も関係ありません。
このように言えば会社を辞めやすいという理由を考えれば良いでしょう。

辞めた後の事が心配

仕事を辞めた後、生活が心配だとか次の仕事が見つかるか心配だとかあり、
仕事を辞めるのを躊躇してしまう事があります。

もちろん、特別辞める理由がないなら思い留まっても良いのですが、
もし本当に辞めたいなら、辞める前に転職先企業を見つけましょう。
思い立ってすぐに仕事を辞めて転職活動するのではなく、
辞めた後の事を心配するなら、転職先企業を見つけてから仕事を辞めて下さい。

仕事を辞めるリスクも考える

仕事を辞めるのはプラスになることもありますが、
逆にリスクもあります。
本当に仕事を辞めるべきなのかリスクを理解してから決断して下さい。

転職癖が付く

仕事を辞めるべき状況なら問題ありませんが、
中には辞めるべきでない人や自分の忍耐力がなさ過ぎて辞める人もいます。

そうした人は、一度仕事を辞めてしまうと、
少し嫌な事があればまた仕事を辞めてしまい
転職癖が付いてしまいます。

転職癖が付ければどの企業も採用してくれなくなり、
最終的にフリーター生活や貧困生活が待っています。

仕事を辞める時は何か目的があったり、
辞めなくてはいけない状況の時に辞めて下さい。

転職しても今より状況が良くなるとも限らない

ブラック企業なら話は別ですが、
「仕事が合わない」「人間関係」「給料が安い」などの理由で転職しても
現職より状況が良くなるとも限りません。

転職してみたけど、前職の方が良かったと思う人もいます。

給料に関してはこれまで業界の平均よりも明らかに少ないのであれば、
上がる事は簡単でも、業界水準の給料を貰っていたのなら
転職しても簡単に上がるわけではありません。

また、やりたい仕事だとしてもその仕事のやり方が自分には合わないケースもありますし、
人間関係は実施に入社してみなくては何とも言えないです。

新しい事に挑戦したくて転職するのは良いのですが、
もし現状に不満で会社を辞めるなら、
そうしたリスクも考慮して下さい。

仕事が見つからない

詳しくは仕事を辞める流れで紹介しますが、
勢いで会社を辞めたり、次の仕事が決まらず辞めてしまう人もいます。

そうした場合、次の仕事が見つからない可能性もゼロではありません。

前職で嫌な思いをしたため、次の会社では、
そうならないように慎重に転職活動してしまいます。
運よくすぐに転職出来れば良いのですが、
中々良い企業が見つからない事もあります。

そして仕事が決まらない焦りが出てしまい、
妥協してブラック企業に入社してしまい前職と同じ状態になったり、
フリーターになったりする人もいます。

仕事を辞める場合は、出来るだけ先の見通しを付けてから
辞めるのがおすすめです。
その方法もご紹介いたします。

一から始めなくてはいけない

仕事を辞めて次の会社に転職する場合一から始めなくてはいけません。

同業種や同職種でもその企業の仕事のやり方を一から覚える必要もありますし、
新たに人間関係を作る必要もあります。
もしかしたら年下の上司が出来る可能性もあるでしょう。

特にある程度年齢が高くなって転職すると、
新しい企業で柔軟に対応出来ても苦労する人も沢山います。

もちろん、これまで培ってきたキャリアがゼロになるわけではありませんが、
ゼロから始めるくらいの気構えで新しい会社で仕事をする必要があります。

仕事を辞めるタイミング

安易に仕事を辞めるべきではありませんが、
それでも辞めるべきタイミングの人もいます。

辞めるべき人がその会社で仕事を続けても自分にとってプラスはありません。
そこで、どういった人が仕事を辞めるべきなのか紹介していきます。
是非参考にして下さい。

やりたい事がある

会社を辞めて起業したいとか、こういう仕事をしたいとか、
何かやりたい事があるならすぐにでも仕事を辞めて良いでしょう。

何かやりたい事があって仕事を辞める人は、
目的意識が強いため例え上手くいかなくても後悔することはありませんし、
失敗したとも感じません。

本来転職したり、仕事を辞めたりするのは、
何かを達成したい、やりたい事があるという事です。

やりたい事があるなら出来るだけ早く仕事を辞めて
次のステップに進んで下さい。
歳を取るとやりたくても出来ないようになってくる人が多いです。

心身共に疲れ果てている

「就業時間が長く休みもない」「過酷な重労働」「過度のプレッシャー」
などで心身共に疲れて果てている人は仕事を辞めましょう。

行き過ぎるとうつ病になったり、体を壊したりして、
社会復帰するのが大変になってしまいます。

しかもそうしたブラック企業みたいなところで働く人は
まじめな人が多く、無理に続けていると気づいた時には
取り返しのつかない事になっている可能性もあります。

仕事は、その会社ではなくても沢山あります。
心と体が壊れる前に辞めて下さい。

昇給も昇進も出来ずキャリアも身に付かない

仕事をしていく上で大切なのは将来性です。

その企業で昇給や昇進出来れば希望が持てますし、
仮に給料が低くても様々な技術が身に付き良い経験ができるなら、
キャリアアップして、今後高い給料を貰える企業に転職することも出来ます。

しかし、昇給も昇進もしないキャリアも身に付かなら、
その会社で働く意味はありません。

例えば、コンビニで何十年もレジ打ちだけの仕事をしても
キャリアは身に付かず、給料も限定されるので
将来性はありません。
また、工場で単純作業の仕事だけしていても同様です。

何でも良いのでその企業で働くことで将来のプラスにならないなら、
早いうちに仕事を辞めて次の転職先を見つけましょう。

仕事を辞める流れ

仕事を辞めるなら予め次への準備をして辞めた方が無難です。
突然仕事を辞めるとお金の問題や将来の不安が高まり、
仕事を辞めたことを後悔してしまいます。

転職エージェントで転職活動する

仕事を辞める前にまずは転職活動をして、
ある程度目星を付けて下さい。

仕事を辞めてから転職活動するとお金の問題や
将来への不安などでストレスがかかります。

その時転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントは、専門のコンサルタントがサポートしてくれ、
転職活動のノウハウを無料で学べますし、
自分の希望とする企業が見つかりやすくなります。
しかも、書類選考や内定率を高める事も出来ます。

転職サイトや求人誌などで自分一人で転職活動しても
書類選考すら通らない事が多くなります。

また、転職エージェントは転職先の企業とのやり取りを全て代行してくるため
在職中の転職活動の負担を減らせます。

とにかく仕事を辞める前は、内定とは言いませんが、
採用が決まりそうな企業を探しておくのはおすすめです。

退職届を出す

転職活動して採用されそうな企業があったら
退職届けを出しましょう。

ただ、仕事の状況や人によっては
退職届を出して有給休暇を取って転職活動する人もいます。
どちらが先でも構いませんから、
仕事を辞めた後の目安を付ける事が大切です。

ただ、お金に多少余裕があるなら、
しばらくは仕事をしないでのんびり過ごすのも良いかも知れません。

退職後の手続きをする

退職後は、年金や健康保険の手続き、
失業保険の手続きなどを行います。

因みに転職エージェントに登録すれば、
退職手続きのアドバイスももらえます。

また、会社から手続きに必要な書類を貰えます。

具体的な手続きは以下になります。

年金の手続き

退職時に転職先の企業が決まっていれば
会社の総務や事務員さんが手続きをしてくれますが、
転職先企業が決まっていない場合は、
退職日の翌日から14日以内国民年金の切り替えを行う必要があります。

退職後会社から離職票が届くので、
そちらと年金手帳、身分証明書、印鑑を持って
市役所・町村役場で行って下さい。

健康保険の手続き

退職してからブランクなく転職するなら転職先の企業が手続きをしてくれるため
こちらでは特別何かをする必要はありません。

しかし、ブランクがある場合は、
その間保険証を使えないので国民健康保険に加入しなければいけません。

手続きの方法は、「健康保険資格喪失証明書（会社から貰える）」
「身分証明書」「印鑑」を持参して市役所・町村役場で行います。

市町村によって異なりますが、
保険証はその場で貰えるケースが多いと思います。

失業保険の手続き

会社を辞めてから転職活動するならハローワークに行って
失業保険の手続きを行って下さい。

ただし、自己都合の退職なら失業保険の支給は3カ月後です。
会社都合なら、手続きをしてから8日後には支給されます。

必要な書類は以下になります。

尚、「雇用保険被保険者離職票1」「雇用保険被保険者離職票2」
「雇用保険被保険者証」は会社から送られてくるので、
もし届かなければこちらから催促しましょう。

所得税の手続き

退職した年内に転職できた場合は転職先の企業が年末調整を行ってくれます。
前職から貰った源泉徴収票と保険やローンなど控除するものがあれば
控除証明書を提出すれ良いだけです。

もし年内に転職できなければ、
2月～3月半ばに税務署で確定申告をしなければいけません。

会社員の人は収入が決まっていて予め源泉を払っているので、
確定申告は簡単に出来ます。

住民税の手続き

住民税は1～5月に退職は転職先の企業で天引きされ、
転職していない場合は、納付書が送られてきます。

また、6月～12月に退職した場合は
自動的に納付書が遅れてきます。

住民税の手続きはこちらでする必要はありません。

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